投資系Youtuberとして有名なJINさんが2022年10月21日(金)にツイッタートレンドに入る自体となり、気になった人もいたと思うので、その理由を解説します。
JINさんのポジション
JINさんはかねてからドル円の売りのポジションを持っていました。
平均で1ドル125円程度でドル円の売りを入れていました。
売りのポジションは円高になると儲かり円安になれば損となります。
ところが、かねてからの円安により10月21日(金)は150円を超えるまでになっていました。
それによりJINさんの含み損はドル円だけで5000万円を超えていました。
(円安がひどかったのもありますが、ロットがかなり大きかったんですね...)
10月21日(金)に何があったか
10月21日いつものようにYoutubeのLive配信をしたJINさん。
さすがのJINさんもこのあたりの含み損が限界のようで、損失のさらなる拡大に備えて、両建てを検討していました。
(両建ては自分の持っている逆のポジションを持つことで、損を食い止める手法です。)
10月21日に日中から上がり続けていたドル円でしたが、夜のニューヨーク市場が始まる前にドルの下落要因となるニュースを受けて、天井をつけて売り込まれる事態となりました。
しかし下の写真のように、二番底を付けて再び上昇を始めたのです。
ここでJINさんは損失拡大を防ぐためのドル円の買いを入れ両建てを行ったわけです。
この時、両建てを入れた数量は売りの数量と同じなので、これでプラスマイナス0、どちらに動いても含み損の額は変わらないというポジションです。
しかしその後、日銀の介入によりドル円が一気に下落
両建てを入れていなければ、含み損が一気に減ったはずですが、両建てを入れたことにより含み損は変わらないことになります。
日銀の介入を受けて、ドル円は一気に下落して、一時146円代まで下落。
JINさんは両建てを151.5円付近で入れていたので、含み損が151.5円の時で固定されてしまう事態となりました。
JINさんは前日まで日銀の介入を期待しており、「両建てはしない」と宣言していましたが、この日の上昇があまりにも強かったために、待ちに待った介入が来る直前に両建てを入れてしまったわけですね...
というわけで、この不運なトレードが話題となりツイッターでトレンド入りする事態にまでなったわけです。
今後は?
さて今後のJINさんの戦略が気になるところですが、一般的にこういった介入では時間ともに介入前のレベルに戻ると言われています。9月に介入があった時は元に戻るどころか更に超えていきました。
ということで、JINさんは更なる上昇と予想して、この両建てポジションをキープするようです。そして天井だと思ったところで、買いのポジションを切る予定だと思われます。
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