楽天証券の国内株式取引には一回の取引ごとに手数料がかかる「超割コース」と1日の取引額に応じて手数料を支払う「いちにち定額コース」があります。
「超割コース」は代金に応じて手数料を払うだけでわかりやすいですが、「いちにち定額コース」は、株を始めたばかりの人などにとってはちょっとわかり難く
デイトレーダーのためのものじゃないの?
取引してなくてもかかるんじゃない?
と思い込みから、避けている方も多いと思います。
実際には、株をたまにしか買わない人や、頻繁に売買をするけど、1日数回程度の売買だという人、長期保有やスイングトレーダーにも、とてもお得な「いちにち定額コース」の説明をしたいと思います。
いちにち定額コースとは
いちにち定額コースは1日に取引する金額の合計額に応じて手数料を支払うシステムです。
取引金額合計が100万円までであれば手数料は無料、100万円以上となると、取引金額合計に応じて1日の手数料が発生します。
取引金額合計とは
取引金額合計の対象となるのは日本株の現物株と信用取引です。
(アメリカ株や中国株は対象外)
それらを買った時と売った時(決済した時)の金額が対象になります。
例として1日に次のように現物株の売買と信用取引の売買を行なった場合では、取引金額合計は80万円ということなり、100万円未満なのでこの日の手数料は0円ということになります。
現物株買い 10万円
現物株売り 20万円
信用取引で空売り 30万円
信用取引決済 20万円
合計 80万円
当然取引をしない日は取引金額合計が0円なので、手数料は0円です。
無料範囲が拡大した!
先程の説明のようにいちにち定額コースは100万円までが無料となっていますが、2020年12月7日に変更となるまでは50万円までとなっていたので、無料範囲の広がりによって、現在はより手数料無料での株取引がやりやすくなっています。
現在2020年12月7日から無料の範囲が拡大となりました。
2020年12月7日(月)取引分より、国内株式(現物・信用)にかかる株式取引手数料「いちにち定額コース」の無料枠を拡大し、取引金額100万円以下の取引手数料を無料にします。
旧:1日の取引金額50万円まで 0円
新:1日の取引金額100万円まで 0円
今回の改定により、これまで以上に低コストでの株取引が可能となります。
いちにち定額コースで手数料無料で取引をする!
いちにち定額コースで手数料無料で取引するためには、単純に取引金額合計が1日100万円を超えないようにすることなので、売買頻度に関係なく長期の人やスイングトレードの人でもこのルールを守れば手数料無料という恩恵を受けることができます。
投資資金が少なく売買頻度も高くないので、1日の取引金額合計が絶対に100万円を超えることなんてないという人の場合は
間違いなく「いちにち定額コース」がお得です。ずっと手数料無料で取引できます。
毎日ではないけど1日の取引金額合計が100万円を超えることもあるという人の場合
1日の決済金額を計算し、翌日まで待てるものはずらして売買するなどして、売買日を調整することで1日の取引金額合計が100万円を超えないようにすれば、手数料無料での取引が可能となります。
100万円以上の単位で株の売買を行うお金持ちの方の場合
残念ながら無料になりません。お金持ちなので気にしないかもしれませんが、超割コースがお得です。
例:
120万円の株を買った場合、いちにち定額コースでは2200円ということになりますが、
超割りコースであれば535円となります。
1日の投資金額が大きい人は圧倒的に超割りコースがお得なっています。
以上、楽天証券のいちにち定額コースの紹介でした。
それでは